□ 本流トラウトに関するお問合せと回答
Q1

  はじめまして。旧TSS77を使用して仁淀川で釣りを始めて10年になりました。この度新しい相棒を購入することになり、アドバイスを頂きたいのです。僕は越知町から上流域にかけて、アップ、クロスで5センチから7センチのフローティングミノーのトゥイッチングがメインです。

  現在所有のロッドでは、強すぎると感じています。昔は、サイズ重視で狩りのような釣りをしていましたが、最近はバイトが見える所まで追わせてからバイトさせ引きを味わう為6フィート弱のロッドを使用しています。が、如何せん飛距離が足りません。アドバイス宜しくお願いします。 また、高知でトラウティストドリームやって下さいね!

  現在の軽くシャッキリ感が際立つTSS-77Ti に比べ、ややモッタリとした旧TSS-77は、これ はこれである意味「その柔軟さが丁度良い」と、10年以上使い続けているトラウティストも未だに多く存在しています。しかし、柔らかい旧TSS-77でも強く、さらには6フィートクラスの使用感とそれ以上の飛距離を望むとなると、これはもう、スーパースティンガーのSSS-68Si かSSS-72Si しか考えられません。

  SSS-68Si はGijieでお馴染みの土肥英司氏も絶賛しているように、6フィートクラスの軽さ・キレの良さでダウンクロスでもトゥイッチングでキビキビとミノーにアクションを伝える事ができます。尚且つ、ひとたびトラウトをヒットさせたならばロッドは満月! 引き味も十分堪能する事ができます。

  もう1本オススメのSSS-72Si はこのクラスでは想像のつかないくらいティップがしなやかで旧TSS-77と比べてみてもロッド全体の限りは半分に感じてしまうくらい繊細さが際立ちます。その分ダウンクロスでのハードなトゥイッチングはロッドのベリー部を生かしたロッドワークが必須。

  一般的には難易度の高いミノーイングロッドといえるでしょう。しかしこの72Si を使い込なすことができれば、まさに本流の表層ミノーイングを極めたと言っても過言ではありません。もちろん2本とも軽量ミノーの飛距離は圧巻の一言です。

Q2

  先日ついにSTS-68の購入を致しました。返り、張り、軽さのいずれも素晴らしく、今シーズンの釣行が待ち遠しい限りです。そこでこれを機会に那珂川や鬼怒川の中流域で大型魚を狙ってみたいと考えています。当然68よりも長さを必要とするはずで、次の一本としてはSTS-74かSSS-77を考えています。

  メインとするのは6LBまで、ミノーサイズは70ミリが主力となるでしょう。同シリーズのSTSを揃えた方が、グリップ形状や性質も延長上となって好ましいハズですが、SSS-77のしなやかさにも惹かれます。釣法はアップクロスからダウンクロスまで広範囲に探りたいと思います。いずれの竿が好ましいとお考えでしょうか?アドバイスお願い致します。

  少なくともブランクそのものの製造レベルだけを見ると、サーフェイストゥイッチャー (STS) の ブランクはUFMの最高峰ブランクと断言できるほどの性能を有しています。例えば7'7"クラスを比較す るなら、SSS-77に比べSTS-77のブランクは、もうワンランク細くする事ができ、にもかかわらず軽さ。

  感度、コシ、全てがSSS-77を上回り当然の事ながらキャスタビリティやロッドワークのキレの良さはさら に高いレベルにまで達しています。心配されているしなやかさも、STSはSSSよりも細身につくられてい るのでココ一番というランディング時には、しっかりと曲がってくれ、ブランクそのものの追従性もぬかり はありません。

  確かにSSSのしなやかさは独特のものがありますが、これはいわゆるゼロ釣法的な特 殊なテクニック&シチュエーションでのみ威力を発揮するものです。アップ・ダウン双方を極めたいなら、まずはサーフェイストゥイッチャーを使い込なす事が先決だと思います。

Q3

  いつもUFMの竿を愛用しております。繊細でありながら力強さをもった素晴らしい竿ですので何本かもっており、あらゆるフィールドで使わせていただいております。最近は本流にはまっており、SSS-77Si をメインに使っております。

  フィールドは天竜川です。伊那付近のこの川は川幅はそんなにありませんが、水の押しはかなり強いです。また中央アルプスは山懐が浅く、雪しろ時期や雨の降った後は増水が激しいです。最近SSSでは通常の川の状態でも柔らかく感じており、ミノー、スプーンのダウンクロスの釣りでは思ったようアクションが出来ない気がしております。

  しかし魚をかけてからのやり取りを考えるとそのしなやかさは頼りになります。魚をかけてからのやり取りはドラグ調整やロッドの立てる角度、ランディングポジション取り等で対応できるかと思いますが、ダウンクロスをメインと考えルアーのアクションを重視するとSLT-77H Ti ・SST-77H ・TSS-77Ti のどれを購入しようか悩んでおります。西村さんはどのように思いますか?助言をいただければ幸いです。

  雪代が真っ只中での激しい流れではさすがにSSS-77 Si では心もとないというのも最もだと 思います。いくらしなやかなやりとりがメリットだとしても雪代の中ではトラウトの目の前にミノーをトレースすることこそがヒットに繋がる最大の条件。SSS-77 Si よりもう少しロッドパワーに余裕のある方が望ましいでしょう。

  さて、候補に上がっている7'7" 3本もそれぞれ激しい流れの中ではどれもが頼もしい存在と言えます。しかし、ご愛用のSSS-77 Si と比較すると、3本の中で最もしなやかなTSS-77Ti でさえ、かなりパワーが上がり、根っからのSSSファンにはもしかしたらやや大味な印象を与えてしまいかねません。

  確かに激流の雪代の中では扱い易いと言えますが・・・。そこで私が今回オススメしたいのはサーフェイストゥイッチャーのSTS-77Si とUFM最新のSTS-710Si です。ルアーウェイトこそSSS-77 より低く設定されていますが、これはあくまでハードなトゥイッチングを想定したもの。

  実際STSのブランクは SSS に比べても鋼のようにシャープで粘り強いものがあります。感覚としてはどちらもSSS-77Si よりも15〜20%くらい剛性がUPしたようで、その分、ダウンの操作感も大幅にUPします。又、SSS-77Si よりもブランクそのものはワンクラス細身にできているので、トラウトとのやりとりでもシッカリと曲がり、ランディング面でも安心。

  そしてなによりも、あの軽いSSSよりもロッドそのものはさらに軽量に進化し、専用のナローグリップとあいまって激流のダウンクロスでもキレのあるトゥイッチングがさえわたります。

Q4

  初めまして。以前からTSSやSSSなど気になるロッドがありましたがサーフェイストゥィッチャーの登場でいよいよ購入を検討しておりますが、20センチのヤマメのバレを減らしつつ60クラスのピンシャンのニジが掛かっても何とかなる設定で考えております。テーパー的にはSSSが好ましいと感じていたのですがパワー的にはTSSでレングスは68程度を考えておりました。

  他社ザウルス製の旧型の70Lのガイドを軽量のニューコンセプトに換えて非常に具合が良く、最終型のあらかじめニューコン仕様の70Lでは柔らか過ぎて使い物にならないといった感じでした。サーフェィストイッチャーの68か72を考えておりますがルアーの負荷ウエイトをカタログ上で拝見する限り判断がつきかねる状況です。

  使用するルアーは4.5〜6センチの旧バルサラピッドやチップのシンキング、シュガーディープの7センチ、スプーンの3.8〜8グラムがメインでプレッシャーによりチップの4センチやシルバークリークシャッドの4センチなども使います。一定の移動距離の中でいかに多くのヒラを打たせることができてなおかつふいの大物にもタメの効くロッドを探しております。

  わがままな要望で恐縮ですがアドバイスのほど宜しくお願い致します。 なお、以前から疑問に感じていたのですが御社のスピ二ニングロッドのガイドスレッドなぜあのように巻き幅が多く取られているのでしょうか?コーティングが増える為重量増でロッドには負担がかかると思われますが何か意図がおありなのでしょうか?その点につきましても御解説いただけましたらば幸いです。

  ごくごくカンタンに説明するならサーフェイストゥイッチャーとは、定評あるTSS キャスタビリ ティや粘り、反発力やリフティング性能をそのままにさらに軽く細くシャープに、そしてなによりも超高感 度に仕立てた最先端のトラウトロッドとご理解ください。もちろん注目されるブランクの耐久面についてもTSS にひけを取らないほどです。

  つまり、性能面だけを見るとサーフェイストゥイッチャーSTS はもはやTSS をあらゆる点で上回るといっても過言ではありません。さて、STS-68Si と72Si を比較した際、 ブランクマテリアルの特性と専用のナロークリップの相乗効果によりレングス差以上により一層68Si の方が軽くシャープになっています。

  もちろん72Si でも他のスティンガーシリーズとロッドウェイトを比較し て一目瞭然のように十分に軽くシャープではありますが、いかに多くのミノーにヒラを打たせるかだけを 考えれば、ショートな分手首のわずかな動きをダイレクトにそのままミノーに伝える68Si の方が分があるかもしれません。

  尚、ご指摘の巻き幅については、確かにガイドの足ギリギリまで短くすればロッド全 体で約2g 程度軽くなります。但しそれとひきかえにロッドそのものがとても貧弱なものに映ってしまう事 でしょう。ガイドのラッピングその巻き幅はロッドのデザインそのディテールの重要な一部分なのです。

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