□ 根魚に関するお問合せと回答
Q1
  はじめまして、ソルトウォーターのライトゲームをする場合のお勧めロッドをご教示ください。最近、ライトゲームが細分化され、突き詰めていくと数々の専用ロッドを用意しないといけないような状況になっています。

  私も、メッキ用、カサゴ、メバル用にロッドを使い分けているのですが、お手軽なはずなのに、タックルをいくつも用意するのはどうかと思っていました。貴社TSSシリーズや、SSSシリーズは、トラウト用ミノートゥイッチングロッドとしてだけでなく、超高感度根魚ロッドとしても有名です。

  これだったら、究極のバーサタイルロッドとして、1本ですべてのゲームが可能ではないかと考えました。かつてこのような用途では、貴社カタログではTSS-64をお勧めと記述してあった事を記憶しているのですが、最近はSSS-64がお勧めとのこと。ただ、「西村マスターに聞け」を熟読しましたが、SSSシリーズは使い手を選ぶ、キワ物の印象を受けました。最新作のSTSシリーズも気になるのですが、いかがでしょうか?

  あくまで私のいちアングラーとしての個人的な考えではありますが、ソルトウォーターのライトゲームの真髄とは、「できるだけライトなタックルで挑む」というその一点につきると思います。したがって世間では「繊細の極み」と評されるSSS-60&64でさえ、私にとってはソルトウォーターライトタックルのいわばスタンダードロッドに過ぎません。

  特に私のホームグラウンドの東京湾はメバルの魚影が濃く、一般的な極小ジグヘッドによるワーミングのみならず春の盛期にはミノーイングでも十分に数釣りを楽しむ事ができます。そんな時、高性能トラウトロッドのクイ込みの良さと、なによりもロッドが大きく満月になってしまうほどのメバルならではの小気味良い引き味を堪能するならこのSSS-60&64が最高なのです。

  しかしながら、仰る通りSSSは単なるメバル狙いでさえも使い手及びフィールドを選ぶ事が多々あります。特にテトラ周りや、ちょっとした磯の根回りでは20cmも超えると確実に根に潜られてしまいます。ですから、たかがメバルといっても実戦ロッドとしては一般的にはあまりオススメする事はできません。そんな中、今シーズン注目株なのがSTS-68Si や72Si です。

  とにかく、このSTS、夜釣りにとって強い味方である"超高感度"が最大の売り。しかもライトミノー専用設計なのでミノーの操作性はもちろん極小ジグヘッドのキャストも思いのまま。さらにメバルのみならず、カサゴやアイナメ、セイゴ、フッコもターゲットに、そのポテンシャルを発揮します。根魚狙いで私が最も得意とする"チビメタジギング"に最適なのもオススメする理由です。30cmオーバーのランカーメバル狙いに是非お試しください。

Q2
  フラットフィッシュ(ヒラメ・コチ)のジグヘッドのリフト&フォールやヘビーダウンショットに使えるバット部の硬い、はりのあるロッドを教えてください。フラットフィッシュ専用のロッドが市販されていないようなので悩んでいます。個人的には、「CPS−75EX−Ti」が良いと思っているのですが、他にありますか。

  個人的にも、もしもジグヘッドやヘビーダウンショットをキャストする場合、私もCPS-75EX-Ti を使用すると思います。但し、このロッドあくまでミノーイング用に設計されているので一般的にワーム用としては、もう少しファーストテーパー気味のバットがシッカリしたロツドの方が良いと思います。

  やはりワームを使用目的とするなら専用開発のPro4シリーズの方が扱い易いでしょう。その中でもPro4EXの4S-610は7フィート弱のレングスで海のソフトルアータクティクスにも丁度良く、強靭なバットと繊細なティップ。感度、信頼性ともに近年、ソルトウォーターでのユーザーが急増しています。

Q3

  現在シーバスのキャスティング、特にサーフ・河口・地磯でのウェーディングゲームにはまっております。昨年晩秋から今年の2月にかけてよく釣行しましたが、御社のロッドのおかげで仲間中最高の釣果に恵まれております。

  現在所有のロッドは「CPS102EX−TI」「SPS902SS−TI 03LIMITED」「CPS892FX−TI」の3本ですが、状況に応じて使い分けています。すべて気に入っております。さて、質問なのですが、今年から岸壁ジギングに挑戦してみたいと思うのですが、御社のロッド群のなかではどれを使用すればよろしいですか?愚問でしょうが、宜しくお願い致します。

  岸壁ジギングには大きく分けて2通りの手法があります。まず一つは、最近注目を浴びている 1oz 以上のやや重めのジグを使用してリフト&フォールによってリアクションバイトを誘うやり方。この場 合、一般的なスピニングロッドであるシーバスロッドよりもバスフィッシング用でミディアム〜ミディアム ヘビークラスのベイトロッドの方が操作性も良くアタリも取りやすいようです。

  以前、アングリングファン でこの釣り方が紹介されていた際、UFMフィールドアドバイザーの佐野正行氏はPro4 EX のGS-68B を用い、なかなかの釣果を上げていました。とにかくこのロッド、ビンビンと手がシビれるほどの高感度 性能で落とし込みのバイトも本当によく分かるとの事。そして、2つめの手法はリアクションよりも、どちらかというとシーバスの食性にうったえるジギングでそのジグはうってかわって極小のもの、いわゆる"チビメタ"を用います。

  この釣りで私がよく使用するのはタックルハウスのP-boy ジグ7g と12g でト リッキーなリフトとカーブフォールとを組み合わせるのが最も効果的。ツボにハマれば食性にうったえる メソッドだけに1ヶ所で良型のシーバスが連続ヒットということもしばしば。又、水深のある場所では底近 くまで落としからのスロー、ファーストリトリープなどのタダ巻きや、トゥイッチングを織り交ぜても効果大です。

  もちろんロッドは一般的な7半〜9半のシーバスロッドでOK。トラウトスティンガーなどのトラウトロッドでやるともっと楽しめるかもしれません。とにかくこのチビメタジギング。シーバスのみならずメバル、カサゴ、メッキ、小カンパチ等々、テクニック次第でありとあらゆるゲームフィッシュを効率良く釣り上 げる事が出来ます。最近主流のワーミングよりもさらに面白い釣り方なので興味のある方は是非一度 チャレンジしてみてください。

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